レジリエンスの哲学・中動態図鑑|Philosophy of Resilience & Middle Voice|レジリエンス図鑑 VOL.15|getta.jp

PART VI — BODY | VOL.15

レジリエンスの哲学・中動態図鑑— Philosophy of Resilience & Middle Voice —

ベルクソンの élan vital、ダンカンの鳩尾、ドゥルーズの強度、國分功一郎の中動態、ジル・ドゥルーズの差異の哲学——「外的衝撃を内的差異化エネルギーへ変換する力」としてのレジリエンスを哲学する。

監修・編集 / 合同会社GETTAプランニング 代表 宮崎要輔

定義Definition

CORE DEFINITION

レジリエンスの哲学とは、「外的衝撃を内的差異化エネルギーへ変換する力」としてのレジリエンスを、ベルクソンの élan vital、ドゥルーズの差異と反復、國分功一郎の中動態、ダンカンの「鳩尾から湧く衝動」など、20世紀以降の哲学的アナロジーで読み直す試みである。「個人が能動的に立ち直る」という近代主義的物語を超え、「環境とともに変容するプロセス」へとレジリエンスを位置づけ直す。

本論Discussion

1. ベルクソン — élan vital(生の躍動)

アンリ・ベルクソン(1859–1941)の L’Évolution créatrice(1907)は、進化を機械論的決定論でも目的論でもなく、élan vital(生の躍動)──物質的抵抗を突き破って分岐・創造する内的衝動──として捉える。これはレジリエンスを「すでに完成したシステムが元に戻る力」ではなく、「衝撃を契機に新たな形を創造する力」として読み替える哲学的補助線となる。

2. ドゥルーズ — 差異と反復、強度

ジル・ドゥルーズ(1925–1995)の 差異と反復(1968)は、同一性に基づく西欧形而上学を批判し、差異それ自体の哲学を提示する。強度(intensité)は、ドゥルーズが差異を駆動する内的エネルギーとして概念化したものであり、外的衝撃を「差異化のエネルギー」へ変換するレジリエンスの哲学的アナロジーである。

3. 國分功一郎 — 中動態

國分功一郎『中動態の世界』(医学書院, 2017)は、能動/受動の二分法を超える 中動態(middle voice)を提示する。古代ギリシャ語・サンスクリットでは能動でも受動でもない動詞態が存在し、「主語が出来事の場として動詞のプロセスに巻き込まれている」状態を表した。

これはレジリエンスを「個人が能動的に立ち直る」近代主義的物語から、「環境とともに変容するプロセス」へと位置づけ直す決定的な哲学的補助線である。「育つ」「育まれる」「響く」「滲む」——これらの中動態的語彙こそがGETTAの身体観を支える。

4. ダンカン — 鳩尾から湧く衝動

イサドラ・ダンカン(1877–1927)は、近代バレエの形式美に抗して、鳩尾(solar plexus)から湧く内的衝動に従う踊りを創出した。彼女の自伝 My Life(1927)は、芸術的レジリエンスを「外側の振付」ではなく「内側の躍動」に求める身体哲学を提示する。

関連:イサドラ・ダンカン論

5. 大森荘蔵・西田幾多郎 — 重ね描き/場所

大森荘蔵の「重ね描き」、西田幾多郎の「場所」、和辻哲郎の「風土」——いずれも、個と環境を二項対立的に切り離さず、相互浸透・相互生成として捉える日本哲学の伝統。レジリエンスを文化的・場所的にローカライズする思想資源として再評価されつつある。

6. ベルクソンの élan vital 詳細

アンリ・ベルクソン(Henri Bergson, 1859–1941, ノーベル文学賞1927)の L’Évolution créatrice(1907)は、20世紀哲学の代表作の一つ。進化を機械論的決定論(ダーウィン主義の還元的解釈)でも目的論(アリストテレス的)でもなく、élan vital(生の躍動)──物質的抵抗を突き破って分岐・創造する内的衝動──として捉える。

Bergson, L’Évolution créatrice (1907)Devant l’évolution de la vie, la solution toute faite des doctrines anciennes n’est plus possible. Il faut suivre la vie dans ses sinuosités.

élan vital は、Holling の「攪乱を吸収する大きさ=生態学的レジリエンス」、McEwen の「能動的適応的可塑性」、宮崎要輔の「育てる」と同型の概念。外的衝撃を契機に内的差異化エネルギーへと変換する力——これがレジリエンスの哲学的祖型である。

7. ドゥルーズの差異と反復

ジル・ドゥルーズ(Gilles Deleuze, 1925-1995)の 差異と反復(Différence et répétition, 1968)は、同一性に基づく西欧形而上学を批判し、差異それ自体の哲学を提示する20世紀後半の代表的哲学書。

ドゥルーズの主要概念:

  • 差異(différence)— 同一性の派生物でなく、それ自体が一次的
  • 反復(répétition)— 同じものの繰り返しでなく、差異の自己分化
  • 強度(intensité)— 差異を駆動する内的エネルギー
  • 生成(devenir)— 存在の優位を覆す動的プロセス
  • 器官なき身体(corps sans organes)— 構造化される以前の潜在的身体

ドゥルーズ+ガタリの 千のプラトー(Mille plateaux, 1980)は、リゾーム・ノマド・脱領土化など、現代レジリエンス論(panarchy、SES、ネットワーク思考)と通底する概念群を提示した。

8. 國分功一郎の中動態論

國分功一郎『中動態の世界 ── 意志と責任の考古学』(医学書院, 2017、第16回小林秀雄賞)は、古代ギリシャ語・サンスクリットに存在した 「中動態」動詞態を、現代の責任・意志・主体性問題と接続する画期的論考。

能動/受動の二分法を超える中動態は、「主語が出来事の場として動詞のプロセスに巻き込まれている」状態を表す。古代ギリシャ語の例:

  • 能動 βούλομαι(boulomai)= 「私は欲する」(行為主体)
  • 受動 βούλεται(bouletai)= 「私は欲せられる」(被行為者)
  • 中動 βούλομαι(boulomai)= 「私において欲することが起きる」(場として)
國分功一郎『中動態の世界』中動態とは、主語が動詞によって表される過程の中に巻き込まれている状態を示す。
それは「私が〇〇する」(能動)でも「私が〇〇させられる」(受動)でもない。
「〇〇が私において展開する」「私が〇〇の場となる」という第三のあり方。

レジリエンスを「個人が能動的に立ち直る」物語にしてしまうと、新自由主義的「自助論」に転化する危険がある(Cyrulnik 2024)。中動態的読み替えは、レジリエンスを「環境・身体・他者と共に成る関係性」として理解する道を開く。

9. ダンカン、武道、能 — 内的衝動の伝統

イサドラ・ダンカン

Isadora Duncan(1877–1927)は近代バレエの形式美に抗して、鳩尾(solar plexus、太陽神経叢)から湧く内的衝動に従う踊りを創出した。自伝 My Life(1927):「太陽神経叢に魂が宿っている。私はそこから動きを生み出す」。ダンカンは形式的振付(能動)でも音楽への受動的反応でもなく、内的衝動が踊りとして展開する 中動態的身体技法を体現した。

日本武道の型と間

合気道・剣道・能楽・茶道の「型(かた)」は、外形を機械的反復するのでなく、繰り返しの中で 「気」「呼吸」「間」が育っていく中動態的修練。「打つ」のでなく「打たされる」、「待つ」のでなく「間が立ち上がる」——これは Walker et al. の transformability の身体的実装でもある。関連:型と間

能楽の身体

世阿弥『風姿花伝』(1400年頃)の「離見の見」は、舞いつつ自分を外から見る視座。能動・受動の二分を超え、舞・観・場が一体となる中動態的身体観。安田登『能 ── 650年続いた仕掛けとは』が現代的解説の代表書。

10. 西田幾多郎の場所論

西田幾多郎(1870–1945)の「場所」概念は、京都学派の中核思想。西洋哲学の「主体-客体」二項対立を超え、すべての対象が成立する「場所」を哲学の根本に据える。

西田の3段階の場所論:

  1. 有の場所(対象的論理)— 「Sは Pである」の判断が成立する場所
  2. 相対無の場所(意識の場所)— 主観・客観の対立を含む場所
  3. 絶対無の場所(行為的直観)— 主客未分の根源的場所

レジリエンスを場所論で読み替えると、それは「個人と環境が分かれる以前の場所で起きる動的プロセス」。中動態と通底する東洋哲学的レジリエンス論である。関連:思想図鑑(西田幾多郎 No.16)

11. 京都モデルの哲学的基盤

京都市レジリエンス戦略(2019)から京都基本構想(2026-2050)に至る京都モデルは、世界文化自由都市宣言(1978)を最上位理念とし、近代主義的「強くしなやか」のさらにその先に、東洋哲学的「自然への畏敬・他者尊重・人間性恢復」を据える。これは現代世界で稀有な、レジリエンス論の哲学的・倫理的・身体的統合の試みである。

京都モデルの哲学的基盤:

  • 世界文化自由都市宣言(1978)— 文化を世界に開く都市
  • 京都学派(西田・田辺・西谷ら)— 場所・絶対無・行為的直観
  • 千年の伝統文化と寺社の蓄積
  • 戦災を免れた都市の連続性
  • 明治の番組小学校以来の市民立教育の伝統
  • 町衆文化・元学区文化・祇園祭の運営伝統

これらが「歴史と文化を介して人間性を恢復できるまち/自然への畏敬と感謝の念を抱けるまち/自他の生をともに肯定し尊重し合えるまち」という3つのまちの姿に結実する。Markus Gabriel の倫理資本主義論はこれを経済システム側から、宮崎要輔の「鍛えるな、育てよ」「転移する文化資本」論はこれを身体・文化資本側から、それぞれ深化させる。

外部参考リンクExternal References

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FAQ ─ よくある質問Frequently Asked Questions

中動態とレジリエンスは具体的にどう接続するか?
能動「私が回復する」、受動「私が回復させられる」、中動「回復が私において展開する/私が回復の場となる」——中動態は第3の位相を提示する。レジリエンスを「個人が頑張って立ち直る」物語にしてしまうと、新自由主義的「自助論」に転化する危険がある(Cyrulnik 2024)。中動態的読み替えは、レジリエンスを「環境・身体・他者と共に成る関係性」として理解する道を開く。
ベルクソンとドゥルーズはなぜここに入るか?
両者とも「内的衝動・差異化エネルギーが、外的抵抗との接触で新たな形を生成する」というレジリエンスの核心構造を哲学的に概念化している。とくにドゥルーズの「強度」は、Holling の「攪乱を吸収する大きさ」という生態学的レジリエンスのアナロジーとして読める。
日本哲学の貢献は何か?
西田幾多郎の「場所」、和辻哲郎の「風土」、九鬼周造の「いき」、宮沢賢治の「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」——これらは個と全体、人と環境を相互浸透として捉える独自の伝統。レジリエンスを「身体と環境の中動的相互生成」として理解する上で、日本哲学は世界的に類例のない思想資源を提供する。
中動態の現代的意義は何か?
(1) 自由意志・責任論への根本的問い直し(Sapolsky 2024 と同方向)、(2) 個人主義的レジリエンス論の脱構築、(3) 環境・身体・他者との共生関係の理論化、(4) 東洋哲学と現代神経科学の接続、(5) Cyrulnik の警告した「政治的悪用」への防護。レジリエンス論の倫理的ガードレールとして決定的な役割を果たす。
レジリエンスを哲学する意味は?
実装ばかり追うと「精神論」「自己責任論」「新自由主義」に流用される。哲学はその下層を支える概念の整理・批判・再構築。Cyrulnik 2024、國分功一郎、Markus Gabriel、宮崎要輔の理論的貢献はいずれも、レジリエンス論を「冷酷な実装ツール」から「人間と環境のしなやかな共生原理」へ立ち戻らせる試み。
ベルクソンとドゥルーズはレジリエンスの何を理解する助けになるか?
両者は「外的衝撃を内的差異化エネルギーへ変換する力」を哲学的に体系化した。Holling の生態学的レジリエンスや McEwen の能動的適応的可塑性が 科学的 に記述する現象を、ベルクソンの élan vital とドゥルーズの強度は 存在論的 に基礎づける。両者の哲学なしに、レジリエンスは「単に元に戻る力」程度に矮小化してしまう。
ダンカンや能楽はスポーツ・健康のレジリエンスに役立つか?
現代神経科学(McEwen, Porges, 確率共鳴研究)の知見と、ダンカン・能楽の身体技法は驚くほど通底する。「外形を機械的に反復する」のでなく、「内的衝動が型として展開する」中動態的修練は、能動的適応的可塑性を駆動する具体的方法論として再評価できる。GETTA はこの伝統的身体観と現代神経科学を接続する物理装置。
西田幾多郎の場所論は古臭くないか?
むしろ最先端である。現代神経科学のエナクティブ・コグニション、4Eコグニション、ジャン・プティト、Francisco Varela のオートポイエーシスはいずれも、主客二元論を超える「場所」的視座を要請している。西田の「絶対無の場所」は、これらの21世紀認知科学の哲学的予言として再発見される段階にある。
京都モデルは西洋人にも理解可能か?
完全な理解は文化的背景の差で困難だが、概念的接続は可能。「自然への畏敬」は欧州の Ecological Consciousness 研究、北米のアニミズム・ターン、Pope Francis 回勅 Laudato Si’ などと共鳴する。「人間性恢復」はマルクス・ガブリエルの倫理資本主義、Charles Taylor の充溢、Iris Murdoch の善の概念などと響き合う。京都モデルは「東洋的言語」で「世界共通の課題」を語る稀有な試み。
レジリエンス哲学を実務でどう活かすか?
(1) 戦略・政策の意思決定で「能動的主体」前提を疑う(中動態的視点)、(2) 個人介入と構造的介入を統合する(Cyrulnik の警告)、(3) 効率・最適化を超えた価値を組み込む(Gabriel)、(4) 西洋的「征服」型思考を東洋的「育てる」型思考と組み合わせる(宮崎)、(5) 量化できない次元(自然への畏敬・伝統文化・関係性)を意思決定に含める(京都モデル)。

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レジリエンス図鑑の全20巻。下記から関連巻を選んで読み進めることができます。

VOL.01語源・概念史図鑑Etymology & Conceptual Historyラテン語 resilire(再び跳ぶ)から、Holling 1973の生態学論文、Werner、Cyrulnik、UNDRR、IPCC、100RC、内閣官房まで——「跳ね返る力」が学問領域を越境した約2300年の系譜を辿る。詳細を読むVOL.02生態系レジリエンス図鑑Ecological ResilienceHolling 1973の原典「Resilience and Stability of Ecological Systems」を中心に、工学的レジリエンスと生態学的レジリエンスの区別、複数安定領域、適応サイクル、Resilience Allianceの研究系譜を解説。詳細を読むVOL.03社会-生態系レジリエンス図鑑Social-Ecological Systems ResilienceWalker, Holling, Carpenter & Kinzig (2004) の resilience/adaptability/transformability 三属性、adaptive cycle、panarchy 理論。社会システムと生態系を一体として捉える21世紀の枠組み。詳細を読むVOL.04心理レジリエンス図鑑Psychological ResilienceWerner のカウアイ島40年縦断研究、Cyrulnik の trauma 後の発達再開、Bonanno のレジリエンス軌道分類、APA の「適応プロセス」定義。個人の心理を支える保護要因と促進プロセスを完全解説。詳細を読むVOL.05子どもの教育・子育てレジリエンス図鑑Resilience in Child Development & Education自己肯定感・自尊感情・ソーシャルサポート・caring adult。Masten「ordinary magic」、Rutter のリスク研究、文部科学省の生きる力。子どもがしなやかに育つ条件を、最新研究と日本の教育政策から解読する。詳細を読むVOL.06災害レジリエンス・仙台防災枠組図鑑Disaster Resilience & Sendai Framework仙台防災枠組2015-2030の4つの優先行動・7つのグローバルターゲット。Build Back Better、Eco-DRR、生態系を活用した防災・減災まで、UNDRR の国際標準を完全網羅。詳細を読むVOL.07国土強靱化(ナショナル・レジリエンス)図鑑National Resilience — Japan’s Kokudo Kyoujinka内閣官房 国土強靱化推進室の基本計画(2014→2018→2023)、地域計画の実装、強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靱化基本法(2013)の理念と政策枠組みを完全解説。詳細を読むVOL.08都市レジリエンス・100RC図鑑Urban Resilience & 100 Resilient Citiesロックフェラー財団 100RC(2013-2019)と Resilient Cities Network、ARUP の City Resilience Index(4次元・12目標・52指標・7質)。京都市・富山市・仙台市・神戸市の戦略を比較解説。詳細を読むVOL.09企業レジリエンス・BCP/BCMS図鑑Business Resilience & BCP事業継続計画(BCP)・事業継続マネジメントシステム(BCMS)、ISO 22301、サプライチェーン多重化、Operational Resilience(金融庁・FSB)。企業がショックに耐え抜き、組織として進化する設計図。詳細を読むVOL.10公衆衛生レジリエンス図鑑Public Health ResilienceCOVID-19以降に急拡大した health system resilience、WHO の Health Emergency and Disaster Risk Management、メンタルヘルス・コミュニティ・ヘルス・プロモーションの統合戦略。詳細を読むVOL.11気候レジリエンス・IPCC AR6図鑑Climate Resilience & IPCC AR6IPCC AR6 のレジリエンス定義「機能・アイデンティティ・構造の保持+変容能力」を中心に、climate-resilient development、adaptation、グリーンインフラ、ネットゼロ移行を統合的に解説。詳細を読むVOL.12地域コミュニティ・レジリエンス図鑑Community Resilience学区自治、地区防災計画、自治会・町内会、コミュニティスクール、ソーシャル・キャピタル理論。京都の元学区文化、神戸の「人と防災未来センター」、福島の再生実践など日本固有の地域力を解説。詳細を読むVOL.13プラネタリー・ヘルス・レジリエンス図鑑Planetary Health ResilienceRockefeller-Lancet Commission のプラネタリー・ヘルス概念、地球の生命維持システムと人間の健康を一体として捉える視座。生物多様性・気候・食料・水循環の統合的レジリエンス。詳細を読むVOL.14スポーツ・身体レジリエンス図鑑Sport & Body ResilienceFletcher & Sarkar (2012) のオリンピック金メダリスト5因子モデル、Jones らのメンタル・タフネス12属性、McEwen の「能動的適応的可塑性」、Hermans の神経可塑性総説。身体レジリエンスを科学する。詳細を読むVOL.15レジリエンスの哲学・中動態図鑑Philosophy of Resilience & Middle Voiceベルクソンの élan vital、ダンカンの鳩尾、ドゥルーズの強度、國分功一郎の中動態、ジル・ドゥルーズの差異の哲学——「外的衝撃を内的差異化エネルギーへ変換する力」としてのレジリエンスを哲学する。詳細を読むVOL.16C.S. Holling 図鑑C.S. HollingCrawford Stanley ‘Buzz’ Holling(1930-2019)。1973年論文 ‘Resilience and Stability of Ecological Systems’、adaptive cycle、panarchy 理論。21世紀のレジリエンス思想の創始者。詳細を読むVOL.17Emmy Werner・カウアイ島研究図鑑Emmy Werner & The Kauai StudyEmmy Werner(1929-2017)のハワイ・カウアイ島で1955年生まれの698人を40年間追跡した縦断研究。「ハイリスク群の3分の1がレジリエンスを示し、caring, competent, confident に育つ」発見。詳細を読むVOL.18Boris Cyrulnik 図鑑Boris Cyrulnikボリス・シリュルニク(1937- )。フランスの精神科医・神経学者・倫理学者。「trauma 後に新たな発達を再開する進化的メカニズム」としてレジリエンスを普及。2024年新著で概念の政治的悪用を警告。詳細を読むVOL.19枝廣淳子&藤田裕之・日本レジリエンス図鑑Edahiro Junko & Fujita Hiroyuki日本語圏のレジリエンス論をリードする二人。枝廣淳子の「多様性・モジュール性・緊密なフィードバック」三要素論と、藤田裕之 CRO(レジリエント・シティ京都市統括監)の京都モデルを完全解説。詳細を読むVOL.20マルクス・ガブリエル倫理資本主義×レジリエンス図鑑Markus Gabriel: Ethical Capitalism × Resilienceマルクス・ガブリエル『倫理資本主義の時代』(2024)を起点に、道徳的価値と経済的価値の「リカップリング」としてのレジリエンス。SDGsの先を見据えた「超SDGs社会」「倫理資本主義」を架橋する論考。詳細を読む

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