肩
肩とは
肩関節は人体最大の可動域を誇る球関節で、その安定性は完全に筋により担保される(骨性安定が極めて低い)。三角筋(前部・中部・後部)と回旋腱板(rotator cuff:棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)が中核を成し、加えて肩甲帯筋群(僧帽筋・菱形筋・前鋸筋)が肩甲胸郭関節を制御する。
日常生活では物を持ち上げる、頭上に手を伸ばす、髪を結ぶ、衣服の着脱、運転中のシートベルト操作などすべての上肢動作で動員。スポーツでは投球・水泳・テニスサーブ・バレーボールアタック・体操の主軸。Force couple理論において、三角筋と回旋腱板の協調が肩関節安定性の核心。
臨床的には肩関節周囲炎(フローズンショルダー)、回旋腱板断裂、インピンジメント症候群、SLAP損傷、肩鎖関節脱臼など発症頻度が極めて高い。GETTAバランス訓練で上肢安定化筋として動員され、肩甲胸郭機能はGETTA歩行のリズム制御の前提条件。
肩の解剖学的図版で視覚的に学ぶ



















肩の主要筋(7筋)
アナトミートレイン上の位置づけ
代表的な臨床疾患・機能不全
- 回旋腱板断裂40歳以上で好発。棘上筋最多。drop arm sign陽性
- 肩関節周囲炎(フローズンショルダー)50代女性に好発。Capsular pattern制限
- インピンジメント症候群棘上筋腱と肩峰下空間の衝突。Neer/Hawkins test陽性
- SLAP損傷上腕二頭筋長頭腱付着部の関節唇損傷。投球選手
- 肩鎖関節損傷Rockwood分類I-VI型。Cross body adduction test陽性
- 肩甲胸郭機能不全(SICK scapula)Scapular dyskinesis。投球障害肩の基盤
スポーツ・GETTA文脈での活用
肩7筋の個別解剖図鑑
EIGHT PILLARS / 思想体系の入口
getta.jp の8本の柱へ
この図鑑は孤立した教材ではない。「鍛えるな醸せ」「転移する文化資本」「中動態の身体」——一本歯下駄GETTAを支える思想体系の8本の柱へ、ここから直接到達できる。
思想全体像
転移する文化資本
文化資本理論完全解説
総合案内
一本歯下駄完全ガイド
トレーニング体系
宮崎要輔
GETTAコンセプト
CHOOSE YOUR FIRST STEP
3つのモデルから、最初の一歩を選ぶ
GETTA / TOTONOE / REDEZA。あなたの身体性と目的に応じて、最適な一本歯下駄を選んでください。
GETTA ANATOMY ENCYCLOPEDIA · SHOULDER
肩
かた
Glossary
主要筋ガイド(7筋)/ Muscles
三角筋
Deltoid
肩外転・屈曲・伸展。前部・中部・後部の3部
棘上筋
Supraspinatus
肩外転(初期15-30度)・関節安定化。回旋腱板
棘下筋
Infraspinatus
肩外旋・後方安定化。回旋腱板
小円筋
Teres minor
肩外旋・後方安定化。回旋腱板
肩甲下筋
Subscapularis
肩内旋・前方安定化。回旋腱板で唯一前面
大円筋
Teres major
肩内転・内旋・伸展。広背筋との協働
烏口腕筋
Coracobrachialis
肩屈曲・内転
Frequently Asked
よくある質問 / FAQ
肩には主にどの筋肉が含まれますか?
三角筋と回旋腱板(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)、大円筋、烏口腕筋の7筋です。深層の回旋腱板が関節を安定させ、表層の三角筋が大きな挙上を担います。
回旋腱板(ローテーターカフ)とは何ですか?
棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の4筋が上腕骨頭を関節窩に引きつけ、肩を安定させる深層筋群です。棘上筋は外転初期15〜30度と腱板断裂の好発部位として知られます。
肩でよく起こる障害は?
40歳以上で好発する回旋腱板断裂(棘上筋に多い)、インピンジメント症候群、肩関節周囲炎(五十肩)などがあり、drop arm signが評価に用いられます。
肩はアナトミートレイン上でどう連結しますか?
浅後腕線(SBAL)は僧帽筋→三角筋→前腕伸筋群、深前腕線(DFAL)は小胸筋→烏口腕筋→上腕二頭筋へと連なり、肩は上肢の筋膜ラインの起点になります。
一本歯下駄GETTAは肩にどう作用しますか?
一本歯の不安定さが体幹から上肢への連動を引き出し、肩甲帯を固めず吊り下げる感覚を養います。腕で操作するのではなく、足裏から鳩尾を通して肩が従う動きへ移行させます。
肩の力みを取るにはどうすればよいですか?
三角筋で持ち上げる随意的な動きから、回旋腱板と肩甲骨の協調による不随意の安定へ移すことが鍵です。GETTAでの歩行は、その腱優位システムへの移行を促します。
肩と固有受容感覚の関係は?
回旋腱板や関節包の固有受容器が上腕骨頭の位置を絶えず検出し、無意識下で微調整します。この感覚の解像度が高いほど、肩は少ない力で精密に働きます。
肩のトレーニングで意識すべき点は?
表層の三角筋だけを鍛えるより、深層の回旋腱板と肩甲骨の安定を先に整えることが重要です。土台が定まって初めて、大きな筋が安全に力を発揮できます。
Primary Sources
一次資料・権威ソース / References
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